ウスタージュース

パン屋さんのイートインコーナーでチョモと小腹を満たしていると、目の前に知人が現れた。

戦う

逃げる

アイテム

魔法

…まぅは手を振った
…敵はスルー


イートインコーナーのカウンターテーブルは窓にくっついていて、窓のほうを向いて座る格好となる。窓っつってもくせもので、ショッピングモール一階のた~くさんある入口のひとつ、人の往来がわりとある銀行のATMコーナーの横から入る入口に向いている全面窓。天井から床まで「丸見え」というガラス張り状態なんである。この入口は食料品売場と専門店をつなぐエントランス部分に位置しており、ATMからの流れとして入口はいってカートを取ってカゴを取って食料品売り場へ。あ~っとその前に化粧水が切れてたわついでに買っておきましょ、アラ?北海道物産展やってんの?…てな、主婦の気を引く動線となっており、その計算された撒餌のごとき売り場のセッティング方法に敬意を表して「大蔵大臣対応型餌付け通路」と呼ぼうと思う。イオンの勝利だネ☆
私はこのショッピングモールで小腹が空けばとりあえず、ここのイートインに長居する。落ち着かないが、ドリンクバーが200円だから背に腹は代えられない。ここのドリンクバーは紙コップなので、最後に帰る道々に飲む用のコーヒーがテイクアウト出来るトコロがポイント高いんだよね。本当はダメなんだろうけどね持って出ちゃったりなんかしたら。でも毎回、勝手にテイクアウトしているが、一度も注意されたことはない。だって紙コップを高々と上げてカンパ~イ♪ポーズでニッコリと、大きな声でハッキリ「ごちそうさまでしたっっ!」て、ゆぅてるもん。人間ね、堂々とした挨拶が出来ると損はしないと心得ておこうネ☆
ここでおやつタイムを満喫していると、よく知人を見かける。いつも手を振るが気付いてもらったためしがない。後日、イオモのイートインから手を振ったけど気付いてもらえなくて悲しかったよ~と告げるというパターンだが、いつも反応は「いつのハナシやねんっ!」である。
手を振ってスルーされるのは、ガラス張りだから声が聞こえず気配だけという点も関係はしているが、多くの場合、敵はATMからの入口という流れで私の目の前を通過するので、その時には通帳を見ていたり振込明細を財布の中に入れながら通過する。
この日、私の前を通過する知人も通帳をガン見していて私の気配すら届かなかった。

「ほら、あのひと。そこの、通帳みもって歩いてるこのひとね、知ってるひと。」
「知り合いなん?」
「ぅん。手を振ってみるけど確実に気付いてくれへんで、見ててみ?」

手を振った
手を振った
腕を振った
上半身を振った
全身クネクネ

…敵はスルーした


「ほらな?」
「まったくやな」
「まったく、やねん。ココでよくおやつすんねやんかぁ?よぉ知り合い通んねんけど一回も気付いてもらったコトないねん。こんだけ丸見えやのにサ」
「ほんまに知り合いなん?人違いちゃん?」
「今のひとは、バリバリ知り合いやで?メアドまで知ってる仲やのに。あ~…メール送ったろ~!まっつん・まっつん、まっつんゆぅねん。めちゃめちゃ年上やんか~?な?まっつん。」
「そうなん?トシは知らんけど?」
「見た目で明らかに同世代とは言えへんやないかっ!随分と大人やろ、まっつん!」
「ええ言い方したな?今?」
「見た感じがもう落ち着いてるやん?まっつん。キャピってはないやん?常識的な『保護者』てなカンジのオカンやったやろ?」
「あ~…そうやなぁ」
「でもな?ちゃうねん、まっつん。あのひと、めちゃコッチ色。めちゃノリええねん。ブラッキーなジョークでもノってくんねん、上品やのに。フれば99%ノる感じ。絶対メールにもノってくんで、送ろっと。ATMから通帳を眺めながら入店した事はマルっとお見通しだゾ!…ハイ、ピコ~!」

ごめんなぁ~~~~!ないお金のやり繰りに、通帳に釘付けやったわイヤ~ん、申し訳ない!

まっつん平謝り。そしてお恥ずかしい~って、まっつん。
クネクネして手を振り続けた私もお恥ずかしい限りなんやけどね。

「なに飲む?」
「アメリカン、氷2個で。」
「2コ?!」
「きっかり2個」
注ぎ係チョモに人肌アメリカンを頼むとすぐさまアメリカンが運ばれるが、チョモ自身の飲み物はえらく時間をかけている。そのくらいの時間をかけて丁寧にいれんかいと思うが、私のコーヒーは質や愛情より量なので、えっかぁ…。
「…そんでやぁ…甲子園に行ってたらしいねんけど~有線チャンネルが事務所と一緒ってハナシでな?休みやのになんか仕事モード…」
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「…聞いてる?」
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「気持ち悪いわっ」
「何の味がすると思う?」
「知りたくもないわ」
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「カルピスとウーロン茶の同時飲み、ハイ何味?!」
「カルピスウーロン」
「飲んでみ?知ってる味やで!」
「イヤやけど。そんな反応する飲みモン、飲みたないわ」
「飲んでみ~って!ほら!」
「もともとカルピス単品でもイヤやのに混ぜたない。何味やねん?」
「ウスターソースの味!飲んでみって!」
「…正解きーたらよけい飲みたないわい」
「まぅ、ウスターソース飲んだことないやろ?」
「ないね」
「これからも飲まんやろ?」
「飲まんな」
「じゃぁほら。」
ほらの意味がわからんな。
小学生の時はこのイートインで、コーヒーミルクのポーションの空きケースにストローで紅茶を注入し「ひとくティ」という飲み物をこさえて、私に飲めと言ったチョモ。中学生ではウスターソース味になる黄金比を見つけ出し、飲めと言う。年齢があがるとレベルもあがるもんだ。ただ、やっていることのどうでもよさは変わらない。
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あんたはどんなに貧乏な生活を送るような状況になっても、餓えない程度に喰っていける性格をしていると思うから、おっかぁはこの先なんの心配もいらんのやけど、なんせ今がとても不安だ。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-09-16 23:33 | +in much guy+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA