そうやけど

その日、私の前を歩くヒー坊は黒いTシャツを着ていた。
「ヒー坊…なんか服に白いモンがついてるけど、知ってる?」
「知ってんで?」
「知ってんの?!」
「背中やろ?」
「うん。白いモンがツツーーーっと流れたみたいについてんねけど、コレが何かわかる?」
「糞やろ」
「何の?」
「ハトやろ」
「あんた随分と冷静やな?背中にハトの糞がツツーーーっと流れてついちゃってんのに『えぇえええぇええっ?!』とか『ぅわぁああぁああ!!』とかならへんわけ?」
「心の中では、なってるで?」
「表に出さないタイプ?」
「うんまぁ、そうやな」
「それ自主的な訓練か何か?」
「いいや?」
「じゃぁなんで表に出さへんの?」
「まぁ…騒いだところで…」
「ま…確かに…騒いでどうなるもんでもないけどもやなぁ…」
「そうやろ?」
そうや~け~ど~ぉ~

その日、居間でガサゴソと物音を立てていたヒー坊は言った。
「ハートや」
一個だけポンと置いてあった個別包装のグリコを開けて食べようとしたらしい。
「これ節分豆の匂いがする、匂ってみ?」
そう言って、ハートのグリコをキッチンにいる私に嗅がせに来た。その時わたしは考え事をしながら調理をしている途中だったので、嗅いだ匂いを「グリコの匂いがする」と思った。しかし夕食を終え、風呂に入ったら急に気になってきたのである。ヒー坊がグリコを食べる前に何かの匂いだって言ってたような気がすると。そこで2階にあがりヒー坊に確認をとった。
「何の匂いがするって?グリコ」
「節分豆」
炒った大豆ということか…
「大豆ってコトね?」
「うん、節分豆。」
そうや~け~ど~ぉ~
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by yoyo4697ru980gw | 2010-06-12 13:46 | +in much guy+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA