ヒマは潰すためにある

陸部一の親バカを誇る千徒家では、チョモが試合じゃ記録会じゃと言えば交通費のみの出費であればホイホイと足を運ぶ。近くで行われる「だ~れも見に来ていないような記録会」でも時間があればチャリで行く。我が家はローコスト親バカ。

しかしやねぇ競技と競技の間の時間がすんごく空くのね。アレ中の陸部、うぢゃうぢゃいるはずやのに何の競技にもアレ中選手が見当たらなかったりする。幽霊部員が多いのか。
競技場の近くには時間を潰せるような場所はコンビニくらいしかなく、そのコンビニも3回入ればもう飽きる。
競技場をゆ~っくり一周してみたりもするのだが、さすがに2年目ともなると新鮮味がなくなってきた。
「体育館に入って行ってみようかぁ??」
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「えー…ヒドイなぁ…劇場とかホテルも下駄を拒否するんだよねぇ…とうとう体育館もか…」
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袴姿のひとが居たことを思えば体育館で剣道の試合かなんかやってたんだろうなぁ。和の心なんぢゃないの?剣道って。武士道とかだったりしないのかな?剣道って。はぁ…下駄って邪険にされてんのか…こりゃもう別段御触書に匹敵する迫害だな。平成の下駄迫害じゃ~!民よ今こそ立ち上がれ!白装束を身に纏い天狗下駄を履いて武装はせずに戦おうではないかっ!
…ヨロ…ヨロ…ヨロ…ヨロロ…ヨロロロロ…ヨロレイヒー…
…なんせ一本歯なもんだから千鳥足ですンません…
この事件を後に人々は「パ~リラ一揆」と呼びました。

「あ~タンポポ。ヒマつぶしにフ~~~~って飛ばしてみて。」
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「えー…やるん?」
「ぁんでそんなにやる気ナイねんっ!ひとがせっかくええヒマ潰しを見つけたったちゅうのにっ!」
「ちゃうちゃう…フ~ってせんくても…勝手に自分で飛ぶやろ?タンポポ。」
「そうやけど…アンタこれから先、タンポポを見てフ~~~って飛ばそうって自分から考えると思う?」
「いいや?」
「な?」
な?って、何が?」
「大人になったらタンポポみて飛ばそうって思うことはなくなるってコトやろ?んじゃ子供の今のうちにフ~~~ってやっといたら?」
「じゃぁまぅがやればイイやん。」
「私はもう若くないからやめとく。フ~~~ってした後でクラクラするから。」
「タンポポってキケンやな。」
「ん~…キケンなのはタンポポぢゃなくて私の血圧かそこらへんやなァ。」

「飛んでくトコうまく撮れるかなぁ~?」
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「いくで~」
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「吹いてる?」
「吹いてるよ」
「もっと近くで吹いてみて?」
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「しぶといな…そのタンポポ。」
「くっくっく…」
いいかタンポポよ?飛ぶことで繁殖するんだろ?思い出せ!飛んでイイんだよっ!飛ぶべきなんだよっタンポポっ!!
「もうこやって取るで?ほんで飛ばすで??」
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「えーーーーーーっ?!」
「アカンの?」
「それって最終手段ってカンジがする」
「もう最終手段しか残ってないやろ?」
「たしかにな」
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「投げるで?」
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「えーーーココはアスファルトやん。なるべく遠くに散らばしたほうがええよ、しかも土んとこね。」
「じゃ、あっこ行ってくる~」
「ぁいよ~」
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「まぅ~?ちょっと来てみて~?」
「なに?」
「ココ。ちょうどいい穴があった。」
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群生しちゃうな。
散らばしたほうがありがたいんじゃないかなタンポポにしてみたら。

「ほら。ウソ。」
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タンポポの茎に違う花を刺してみた。

「ほら。タンポポはタンポポだけど、ウソ。」
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ジョイント・タンポポ。

「ほら。絶対ウソ。」
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枯れ葉が咲いた。

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ウソ花3本。

「チュアブルに会いにいこうか~。」
ヒー坊のクラスメイトでありチョモの後輩でもあるチュアブルの顔を私は、まだ2回しか見ていないのでバシっとわからない。それなので、アレ中のテントの前でキョロキョロとチュアブルを探す。
「いる?チュアブル?」
「ええっと…上のほうに座ってるのチュアブルちゃうかなぁ…」
視力の悪いヒー坊はよく見えない。すると私たちに気付いたチョモが寄って来た。
「チョモに用事はナイんやけどな?チュアブルに会いに来た。」
「そうなん?チュアブルなぁ…」
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チュアブルと千徒兄弟で写真を撮ろうかというタイミングでなかぢぃがやって来たのでなかぢぃにも借金を負わせる。

「あ・トイレ行ってくるわ~」
私がトイレから出ると、待っているはずのヒー坊の姿が無い。
トイレの裏のほうに回ってみると、フェンス付近に蔓延っているクローバを撫でていた。
「ココにおったん?探したで。」
「四つ葉のクローバ探してんねん。」
「そんなに簡単に見つからへんもんやで?四つ葉のクローバって。」
「うん、知ってるで。0.001%の確率で見つかる。」
「調べたん?」
「調べた。シロツメグサの場合で0.001%」
「ぜんぜん見つからんやんか。でも簡単に見つかる公園、知ってるで?若。あっこ『見つけよっと~』って言った途端に見つかるトコやで?」
「アカンやん。四つ葉のクローバって見つけてる時間が幸せやのに。」
「お~言えてるねぇ。時間の浪費やもんな『四つ葉のクローバ探し』ていう大義名分をふりかざして。」
「見つかるまでが幸せなんやって書いてた。見つけてることが幸せらしいで。」
「ふぅ~ん…」
「まぅも探してみたら?」
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「見つかる確率0.001%って聞いた後だと探す気が失せるなぁ…あった。」
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「えぇっ?!」
「幸せな時間、短かかった。」
「くっくっく…。ほんま簡単に見つかったなぁ?なんで?」
「なんでって言われても困るわ。こんなに早く見つけるつもりはなかったんやから。」
「そうよなぁ…たまたま?」
「たまたま以外ないやんけ。」
「やんなぁ?ここにあるなんてわかるわけないもんなぁ?」
「ないよ。」
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「なぁ?もうやめようや、暑いし。」
「う~ん…」
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「なぁ?行こう?私の四つ葉のクローバあげるから。」
「自分で見つけたヤツじゃないと意味ないから。」
「そうやろなぁ…じゃぁコレ、捨てるよ?」
「え?!押し花にしひんの?」
「そうゆう決まり?」
「決まりじゃないけど、滅多に見つからへんねんで?やったら?」
「だって…あんまりクローバのありがたみが実感できひんし…。」
私は子供の時からよく「四つ葉のクローバ探し」をしている現場に出食わすことがあった。
何してんの~?四つ葉のクローバ探し~♪私もやってみる~…あった
こんなパターンが実に多かった。見つけるのが目的で探すのに見つかったら見つかったであんまり早々だと具合が悪いのがクローバなのだ。苦労の末に見つかるのが相場なので。
「こんなに短時間で見つかったクローバには思い入れがないからなぁ…取っておきたい気持ちが湧かない。だからヒー坊にあげるのが一番かと。」
「まぅが見つけた四つ葉のクローバはまぅのやんか。」
「そりゃそうなんだけどぉ…効能は一緒やろ…。だって0.001%なんやろ?もう見つからないと思ったほうが…」
「でもまぅは見つかったやんか。」
「だから私の四つ葉で…確率がほぼゼロに近くなったと…」
「まぅ、2つ目を探したら?」
二つ目の四つ葉のクローバ探しなんてきーたことないで…そんなにたくさん集めるモンぢゃないやろし…あった。」
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「えぇっっっ?!なんでっっっ?!」
「なんでって言われても困るんやけど…」
「ホンマに?さっきの捨てたヤツちゃん?」
「いいや?生えてたのをちぎったんやで?形は歪やけど四つ葉やで?…ほら。」
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「くっくっく…ホンマや。すごいなぁまぅ…2つ目やのになんでそんなにすぐ見つかるん?どやって見つけとん?」
「どやってって言われても…たまたまよ。ま~た見つけている間の幸せってあんまなかったな。これって幸せなんだか不幸せなんだかね。」
「ホンマまぅってこうゆう運はええよなぁ?」
こうゆうコトで運を使ってきてるんやと思う、今まで。
たまたまやってみたことに全ての運を使い果たしてサ。
ここぞって時には運が尽きている気がする。
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by yoyo4697ru980gw | 2010-05-23 23:59 | +朝臣寺+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA