リレカで目標達成

「へぇ…アンタの夢って陸上選挙やねんや…。どういった選挙で?」
「えぇーーーっ?!」
「ほら。陸上選手て書きたかったんやろうけど陸上選挙になりたいってサ。夢を叶えるの、だいぶ難しんちゃう?」
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「ぅわーホンマやーん…」
なにか自分で目標を立てるなり夢を持つなりして、それに向かって努力をしその目標を達成すること、夢を掴むことも、自立のひとつと言えるのだろうか。
これまでのチョナーは比較的「他人の希望」や「誰かからの期待」に沿ってきた。係を決めるような時は「余ったヤツで」てな感じみたいだし、珍しくリーダーシップが要るようなポジションにいるから立候補でもしたかと訊けば「いや?誰もやるひとがおーへんかって、どうする?千徒でよくね?みたいな。」てなことで決まっていた。これがやりたいってコトもなく「だってどれでもいいねんも~ん」が何かを決定する時の口癖。一番、決断力があるのは自分が作ったスィーツの味見をさせる時。「いらない」って言っているカイAに「ひ~とくち、って!ひとくち、ひとくち、ひ~とくちくらいイケるっ!!ほらっひ~~とくちって!!!」ゆぅてムリヤリ喰わす。「んー普通。」と感想を述べたカイAに下される制裁「てぃっ!」の速さといったら超速攻よ。

「やっと目標達成やな。二年越しやからな、時間がかかった。」
「二年越し…?てことは、去年の目標てこと?アンタの去年の目標て何?」
「TVに出る。」
「…あぁ~そうやったな。TVに出る予定が立ったん?」
「リレカ、決勝まで残るから。そしたら、おっサンTVでやるから。」
1年生の時のクラスに堂々と貼り出されていたチョナーの目標「TVに出る」。皆が部活動を頑張るとか勉強を頑張るとか言っているのに、いきなりミーハー化でもしたかと思えるこの目標。地味にコツコツとやる性格だと思ってきただけに、TVに出たいという願望があったとは13年間全く感じられなかったよと「有名人としてTVに出たい」のかそれとも「少年Aとして出る」つもりかと心配になって訊いた。すると「陸上で全国大会に行ったらTVに映るやんか~」という内容の目標であることが判明した。アナタ様の中では具体的な目標だったわけだな?チョナー。ひとつ言っておきたいことがある。要約を、すな。アンタの要約は大事な所がいつも抜けとる。字数が多くなってもいい、全て書け。なぜだろう?「陸上で全国大会に行く」でなくて「TVに出る」とまとめちゃったかなァ。何でもエエからTVに出よっと~♪くらいの軽さにおかん、このコ大丈夫かいな…と掲示板の前で5秒ほど固まったで。つまりは「TV中継されるくらいの大会にまで勝ち進みたい」という願望のようである。

陸上王国である兵庫県にはリレーカーニバルという大会がある。
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これは「おっサンTV」でおなじみの、太陽の顔がおっさんになっているキャラクターがトロピカルな「サンテレビ」が準決勝あたりから中継をするようである。TVが「陸上王国兵庫県」と言うので「そうだったのかぁ…」とボソっと言ったら、兵庫県出身の陸上選手の名前をむーちんが挙げた。私が聞いてわかるくらいの名前ってことは、誰でも知ってる陸上選手なんだろうけど、その選手が「兵庫県出身者」であることはどのくらい知られているのだろうか。兵庫県民…シャイなのか。
TV中継がされない「予選」を勝ち抜いて帰宅したチョナーは「ついに明日は目標達成」だと宣言。「見に来るん?」と言うので「TVで観とく」と返事。だってユニバー、入場料取るらしいやん?お金出すくらいなら親バカのほうをやめるよ。だってアンタに記念Tシャツ代、奪われたし。
「リレカの記念Tシャツ、欲しいねん。お金出してよ。」
「いくら?」
「2500円。」
「アホやろ?アンタの普通のTシャツなんぼで買ってるとおもてんの?1000円以下や。」
「それは普通のヤツやからやろ?普通のは安いねんから記念Tシャツ買ってくれたってええやんか。リレカって書いててあっこでしか売ってへんねんから。」
「それが商売というものです。それこそ自分のこづかいで買うべき物や。着るためのシャツはちゃんと買ってるやろ、リレカって書いてないとアカン理由は何もない。必要性を感じない。私に買いたい気持ちはない。」
「一年も頑張ってきたんやで?!決勝やで?!」
「記録を出して当然ちゃう?記録で返すのは当たり前のハナシやろ?アップシューズ、スパイク、ユニフォーム代、なんちゃらのレンタル代?試合代?交通費?今までアンタの陸上にどんだけ投資してきたおもてんのんな。出して半額、全額はヤだ。」
買いたいチョナーと買いたくない私の間でのバトルは、結局チョナーにアマアマのむーちんが「ハイ3000円」と勝手に出すことを決めたが、出所の大蔵省が私なので独断で2000円にへしたった。
「500円は自分で出さんかい。」
「え~~~~~?!もぅ…500円くらい出してよぉ…」
「その言葉そっくりそのまま返したるわ。500円くらい出せおのれ。」
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「あ・そうそう、なかぢぃが千社札ほしいって。」
「なんでなかぢぃが千社札の存在を知ってんのよ?」
「ピンのケースに貼ってるやんオレ。それ見て欲しいってサ。」
「なんで私が作ってることがバレたんやろう?」
「ゆぅたから。オカンがウ~キャウキャゆぅて作りよるんですわ、て。」
「そらバレるな。オヤスイ御用やで千社札なんか。作る作る・作るけど…なかぢぃってわかってないと思うで?マトモな千社札が出来上がるとおもてんちゃん?」
「いいや?それはゆぅた。『作るとは思いますけど、たぶん出来上がりは「なかぢぃ」にしかならんと思いますよ?』って。そしたら、あ~そうなんや~…てわろてたけど、それでもいいって。」
「いいんや…ちゃんとした名前ぢゃなくても…何に使う気なんやろ?」
「貼るんやろ?」
記名してても「なかぢぃ」じゃなァ…落し物として自分のもとに返って来る確率は低いかもしれん。落とした暁にはちょっとした恥さらし感もあるかもね。
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「ハイ、なかぢぃに渡しといて。」
リレカで優勝したなかぢぃには飛ぶねぇ~特別版の千社札をご用意。
「優勝をお祝いして特別やで、ってゆぅといて。そこ強調してね「特別」やって。ほんまは本名が印字されることはナイんやけど、特別に3つだけ本名にしといたから。」

先輩なかぢぃが優勝し、リレーチームが4位だったリレーカーニバル。
二年越しの「TVに出る」は
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叶った。
『ウォーリーを探せ』風。

ジョーク・ジョーク。
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選手紹介でちゃぁ~んと抜かれました・ました。
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でもみんな明後日の方向を向いている。
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唯一、第二走者のモッチ先輩がこっちを向いてはいるんだけど、手前の選手の「オマケ」みたいになっちゃってて残念。
「選手紹介ゆぅてな?ひとりひとり抜かれんのに、アレ中のメンバーはみ~んなドコ向いとんねん、て感じやったで。」
「あぁ、一走のほう見てるからな。」
「一走のほう見てるんはわかるけど…一走のカスガ先輩は一体、何を見てんねん?みんなが一走を見てるのと同じ方向、見とったで?」
第二走者のモッチ先輩こそカスガ先輩のほうを見てなきゃって思うけど、見る気配はなさげ。
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準決勝では「このレースの注目校」なので、ガッツリと抜かれる。
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めでたし・めでたし。
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カメラがず~っと追ってくれる。
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出た・出た、TVに。
よがった・よがった。
思い残すことはねぇべ?
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by yoyo4697ru980gw | 2010-05-03 14:36 | +開楽館+ | Comments(0)  

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