急に冬になってきて☆

11月になった途端、急に冬になった。本当に急に。昨日は半袖着てたのに今日はハイネックのインナーにパーカー着てジャンパーそのうえマフラー。一日で変化した劇的な寒さ。暖房器具が一切ナシのフルハウスに電気ポットを持ち込んで、インスタントの味噌汁で暖をとる。解体中だから家は穴だらけ。壁も壊してなくなったのでとっても寒い。昼ごはんを用意している私はなるたけ温かいものを…と思うが、せっかくの炊きたてごはんで作ったおむすびも自転車で7~8分のフルハウスへ到着する頃にはあたたかみを失い、たった今いれたお茶は驚異的な早さで冷めてゆく。
「寒いってさぁ…悲しくならないか…?」
3時のおやつの準備のため一時帰宅し、おコタで足を温めているとさっきの悲しさがこみ上げてきた。
「…なるなぁ…。」
おコタに首までつかっているヘイポーが相槌を打った。

大工のおじーちゃんにおんぶにだっこでやってもらっているリフォームは、時間が空いている家族が助手をする。しかし大工仕事は力のいる肉体労働である。“小さい”ヘイポーや“か弱い”私がやれる手伝いというのは知れている。だから残る大工助手候補、代休と創立記念日で連休に恵まれたチョモを残し、我々は「おやつ隊」を結成。おやつ隊の任務、ご希望のおやつを買ってきたりしてフルハウスに届ける。以上。
「キッチンがさっきなくなったからちょっとコップを洗うとかが出来ないやんかぁ…無駄やなぁとは思うけどキッチンが出来るまで紙コップにしようか…飲み物、やっぱあったかいほうがいいしな…。でもさぁ、今のあの状態のフルハウスで地ベタに食べ物広げてさぁ…ああやって食べたり飲んだりするのって楽しいよね。昼ごはんとおやつはずっとあっち行って食べよっと。」
「でも、寒いやん。」
「うん…寒い。」
「すごく不便ぢゃない?」
「うん、不便。」
「ごはんとおやつだけ食べに行くって、すごい迷惑。」
「私は運搬係やねんもん。ごはん届けたついでに自分も一緒に、おやつ届けたついでに自分も一緒に、やんか。ソコだけ参加するのにわざわざ行ってんぢゃないっつーの。行ったついでやから『手伝えることあれば』とは言うんだけど私に言われてもたいしたことは出来ひんやろっておじーちゃんだって思うみたいでさ…『じゃ、あれ取ってくれるか。』とかな…『電話できーといてみてくれるか。』とかな…『これ何て書いてある?』『ホワイト、て書いてます。』とかな…。スケールの端を押さえとくとか窓を開けるとか…そうゆう仕事しかまわってけーへんねん。昨日は『ソコの家は知り合いなんか?』って訊かれたから『チョモの友達のおばーちゃんちですよ』って答えるんが仕事やってん。」
私の仕事って…事務系だな。

そんなどうでもいい会話をしていると呼び鈴が鳴った。宅配で~す。美容師の弟ターがアレルギーによろしい化粧水というのを私にプレゼントしてくれて、それを月末くらいに送ると言っていたのでそれが届いたのだと思い、受け取りの判をつく。配達のひとが伝票を指して言う。
「こちらの方からのお荷物でよろしいですね?」
「あ~はいはい。…えぇええぇええぇえええっっっ?!」
「えっと…間違い、ですかね?!」
「あ~いえいえいえいえ…おーてます・おーてます。住所に間違いもないし送り主に心当たりも、ございます・ございます。」
ただ心の準備がなかっただけで。
「いいんですね?合ってますね?」
「はうはずさんから届いたっちゅ~ことで合ってます・合ってます、いま合いました。」
じゃぁ、はい。というふうに渡された箱が、かる~~~~い。
「ワレモノや…なんやろう…」
ちょっとよからぬ予感がする(褒め言葉です:念のため)。
はうはず氏から頂き物が届く予定が…今は無い。
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「どうしたん…?」
玄関でのやりとりを聞いていたヘイポーが訊く。
「うー…ん、ターからの荷物やおもてたらはうはずさんからの荷物やってんけど…身に覚えがない…。誕生日を祝い合うような習慣もないし…季節の贈答品としても何の季節にもあてはまらへんし…だいたいそんな間柄とちゃうし…相手を間違ってんちゃうかなぁ…。」
しかし送り先には私の住所、私の名前。なんぼなんでも、書いてる時に「あ・間違った」てなるやろし。
「おぉ…なんぢゃこの注意書き。」
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とにかくすぐさま開けてみる。
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「What。…記憶の片隅に…ちょっとしたイヤな予感が…」(褒め言葉です:念のため)
包装紙に無数に散らばめられた「What」のロゴ。微かに聞き覚えのある単語「What」。
はうはず氏のたしか先輩で神と崇められる人物がおられる(以下:オカミ)。私が推測するに「笑道」という精神道場の重鎮で、ソコへ入門するにはオカミの許可が必要だったりあっさり何かの間違いで入れたり…。私はコッソリと「笑道」をカヤの外から眺めておりオカミとの直接的な接触はなかったんであるが、3年を費やしてUVの「チープでありながら何もつけてない感を出せるのはこの商品だ!」という研究を行い、その研究結果をまとめた際に、社長かバイヤーかなんかそんな感じの世を忍ぶ仮の職業であるオカミに、意味もなく長いレポートに突っ込みを入れられ、3年間という長きに渡りどうでもええことに時間を使ったという無駄が功を奏してか「冗フラ」という称号をいただいた。ちなみに「フラ」は「フラダンス」の「フラ」である。私がやっているのはフラダンスでなく盆ダンスだ。しかしそれは問題では、ない。だって「冗フラ」を襲名した時には盆踊りなんてやってなかったし。その、オカミが世を忍んでいる店の名前が「What」だった気がする。カリスマバイヤーだったかな…いや…「こども店長」にも引けを取らない「カリスマ店長」だったかな?とにかくこの記憶が確かでオカミの息がかかった贈り物だとしたら、最強タッグを組まれたとしか言いようがない。キビシ~感じがするのだが(もちろん褒め言葉です:念のため)、どうだろうか。

包装紙を開けると内のしにより、その詳細がわかった。
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引越祝いだったのか…引っ越し…まだなのに~。
民族大移動日は頭に入れとくよ☆と言っていた、はうはず氏。
新居祝いを送ってやっからよ☆と言っていた、はうはず氏。
とにかくはうはず氏のメールには星がチラつく。コレええなぁ…と思って私もしょっちゅうパクっているが☆
新しい住所はもちろん教えませんよ☆と言ったからだろうか…だから引っ越してもいないのに今の住所に引越祝いが届いたのだろうか。ジョーダンだったのに、もぅ☆
「ヘイポー…引っ越してないのにね…はうはずさんって、せっかちなひとだったんだね。」
物を貰っておいて悪口めいたことを言っている私を…はうはず氏はきっと…許してくれる☆
「なんやろ~♪」
ヘイポーがわくわくしているので一緒に箱を開ける。
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だっはっはっはっは~~~~~~!!
くっくっくっくっく~~~~~~!!
お金持ちかっ?!アイテムぢゃん…さすがやなはうはずさん…う~け~りゅ~…」
組事務所的エントランス空間を演出しろというお題だな…アイテムが足りねぇ…揃えるか…。エントランスにあまり余裕がないだろうからという配慮でミニチュアサイズを選んでおいでなのだろう。

やっぱ壁の高い位置から出てないとな…コレ(剥製ではありません:念のため)。
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強調したいのは存在感だろうからな、コレ。

見よこの毛並みを(ホンモノではありません:念のため)。
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矯めつ眇めつして最大活用法を探る。
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玄関の下駄箱の上から首出てるってのはどうか。
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「女優の角度」みたいなベスト角度を探る。
コイツの最も自信のある角度ってドコかな。
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…なんか、生意気な角度。
その後ろではヘイポーがプチプチを潰して遊んでいる。
「やめてよプチプチ潰すの。それはそのままリユースすんだから。」
「えっ…」
引っ越しでワレモノとか運ぶぢゃん。ま…足りないけど。

プチプチも足りないが、組事務所的エントランス空間にするアイテムも足りないなぁ。今にも飛び立ちそうな鷲の剥製が要るだろう、足元には頭だけ立体のトラ全身センターラグみたいなヤツを敷くべきだよな…水牛のツノなんてコイツを活かすのに最も効果的な脇役なんじゃ…ものはついでだから木彫りの熊も置いておくべきだろう…もちろんシャケくわえてる。こうなりゃもうついでにお金持ちの玄関前コレクションをそのままいただいて、実物大以上のタヌキの置物とか犬の置物とかを配置するトコから始めるか…実物の何十倍もあるカエルでもいいけどサ。でも玄関前でそんだけのインパクトをかましちゃったら、ガラガラって開けたトコで金の延べ棒ピラミッドくらい無いとハクつかねぇな。金の延べ棒レプリカってあんのかな…あっても高そうだから、樹齢何千年の樹の根っこにニス塗ったヤツを置いておくか…何千年だとこれまた高そうだから10年くらいでいっか。無造作に置いといたらかえって高価そうっていう錯覚を期待して。洗面のドアが正面に見えるわけだから…しゃぁないな…ドアに「京都」って書いてるタペストリー貼っておくか、二度と剥がれない強力な接着剤があるって言ってたしな。五重塔と金閣寺、八橋に舞妓がいっしょくたに入っちゃってるデザインにするか、こんだけ京都が凝縮されてたら文句はあるまい。…探すのに苦労するなぁ…おじーちゃんちにないかなぁ…。あ・木刀あったら階段に立て掛けておかないと…だいぶコンセプトがズレてきたぞ…フルハウスは「レトロモダン」で改造中なのに。フルハップにレベルアップしちゃうぢゃん。コイツを活かせる「古さ」の和風よりまだまだ古めのほうで良さを引き出したい「古き良き和風」のイメージで事にあたっているのだが…コイツに合わせて統一してゆくと昭和の香りが真新しくてアイテムが斬新すぎるぞ…。どうしよう…困ったなぁ…でっかい将棋の駒で中和するか…「王将」って彫ってあるヤツ。…中和…できんのか…?相乗効果に一役買うんぢゃねぇのか…。

「こんなに引っ越しを祝ってくれてんだから、引っ越しそばをお返しするべきやんなぁ?うっひっひっひ。」
「のびちゃうで。」
「ふぉっふぉっふぉ…作っていただくわ。…ゼロから。」
手打ちそばキットで引っ越しそばを振舞おうかしら。そば粉をつけて。つなぎナシ。10割そば。ぼっそぼそするからきっと打ちにくいったらありゃしないわよ。
食堂をしていたうちのじーさまは毎年、年越しそばをゼロから打って作った。「細く長く」という意味でそばを喰うことになっているはずなのに、じーさまは細くて長いそばの「そばの風味」を感じられないことを嫌い、「太く短く」切ってしまうのである。この風味たっぷりのそばの味が、子供の私にはエグかった。しかしじーさまはずっと「そばは太く短く」派の家元の志を忘れない。私がそばのおいしい店を見つけて食べに行こうと誘うと、必ず「ソコのそばはザルか?」と訊く。冷たいか温かいかを問うているのではない、じーさまにとって「ザル」という種類のそばは「細くて長い」ことを意味している。「ザルやね。」と答えると返事は決まっている「ザルならいらん」。私の知る限りでは、太く短いそばというのは「じーさまの打ったそば」以外には存在しない。だから逆に考えるとこうなる、そば風味たっぷりの「太短いそば」はゼロから打てば出来る、と。
「どうかしら、ゼロから引っ越しそば。太く短くスパっとね!美しく散ってまいりましょうっ!平均寿命も延びてることだし、死ぬまでに一回くらい打ってみたら。あ~モチ…モチもいいなぁ、ついてみたら。ついてはみないけど、10分とか30分とかグルグルグルグルやってモチになるやつなら売ってんねん、すんげぇ疲れるよね、そんなことしてたら。出来た頃にはもう食べる元気ないよね。」
「…嫌がらせみたい。」
「はうはずさんは私から届くものは、基本的に嫌がらせだ(よい意味です:念のため)と感じてると思うで?」
みたい、ぢゃなくて、そうなの。こないだ送った花火は、火薬が漏れ始めてた。はうはず氏から届くものも、卓上回しそうめん「竹取物語」だったり生首オブジェだったりするんだから、きっと「なんぢゃこりゃぁ」のセンを狙ってると思う。私が送った軍隊をご子息が思いっきり活かせたという報告もあったはうはず家DNAはだいぶ濃い。
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はうはず家に必要なのは、刺激である。
いかようにも広げられるだけの可能性を秘めた心くすぐる迷惑な刺激こそ、求めておらっしゃらっしゃるのだぞ☆
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by yoyo4697ru980gw | 2009-11-06 01:01 | +談合料亭『千徒馬亭』+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA