窃チャリ犯容疑

「今日、昼ごはん食べたら出掛けるわ~。」
「えぇ~土いぢりの続きあんのんに~…ドコに出掛けんね~ん?」
「ドコやろなぁ?」
「私がきーとんねん。」
「いや…ココちゃんがな?なんか絶好のポイント見つけたゆぅて。ソコに行く。」
「キた~ココちゃんの『絶好のポイント』!!間違いなく電車やな。」
「間違いなく、電車やで。ええ具合に電車の写真が撮れる所を見つけたんやて。ちゅ~わけでカメラ持っていくからな。」
「ぅあ~…カードは別のん入れて行って。整理したい写真が入ってるから置いていって。」
「土いぢり行くんやろぉ??」
「まぁ…行くけど…なんつったて性格が潔いからサ。そんでその性格が出て時間があったら、データの整理をする。」
あきらめと あきる速さが 天下一 歌麻呂デス。
そこンとこ、潔いデス。

案の定、潔さをみせ早目に帰宅した私に遅れること数時間、日が落ちてからチョモ帰宅。
「あんなぁ~…警察につかまっちゃった、テヘ。」
「えぇっ?!何して?!」
「いや…何も?『はい君たち止まって~』って。自転車パクったと思われたみたい。向かってる間、気持ちよ~くアンパンマンの歌をな…歌っててん。♪そ~んなの~は・い~~~やだ~~~っ!(オペラ調)♪て両手広げてな。♪そ~んなの~は・い~~~や…『はい君たち止まって~』て。」
「どのタイミングで止めんねん、ポリ公…。」
「僕とタニケイは止まったけど、前におったココちゃんだけ警察に気付いてなくって。♪い~~~やだ~~~っ!♪て両手広げるトコまで歌っちゃった。でも僕たちの歌は止まってるからな?後ろ向いてな、止められてるやん?警察に。やから『あれっ?!なにっ?!』ってなってサ。」
「アホやな…ココちゃん。賢いのにアホやな。でもそのメンバーは止められるような外見はしてないから、その不信な動きが止められた原因やろな。」
ココちゃん、ココちゃんの電車仲間タニケイ、チョモ。この3人はとても「いまどき」と言えない外見をしている。まず、3人とも寝癖など気にもしない。チョモはようやく最近「むむ…妖気が…」系の寝癖なら気にし始め、気分的に櫛で整える素振りは見せるが、まぁ…修正出来る確率は10%である。10%でそれを「よし」とする傾向にある。全体的にボリュームが出たような「爆発」系の寝癖なら、「ぉっほっ!イケてる髪型になってる~っ!ふぉっふぉっふぉ~っ♪」と梳きもしない。
この3人はファッションもさほど気にしない。こうゆうファッションがしたいという希望もないようで、チョモは未だに私が買ってきた服を手に取った順に着ている。選んでいる、という感覚も見受けられない。こないだココちゃんオカンに会った時には、お姉ちゃんの服とかを平気で着ると嘆いていた。「もうちょっとオシャレに興味がいってくれるとなぁ…」「あのコらは…あのまま…ちゃう?チョモなんて私のジャージとか着るよ…どころか名札の穴とかあいてても『まだ着れる』て言ってるよ…」「あのコも変わらんで…汚れてるくらいなら『まだ着れる』やから…」口を開けばお互い嘆きのブルース。スレてないって言ってもここまでだと今後が怖いね、と言い合った。
そんな「見た目」のこのメンバーは、じっとしていたら窃チャリを疑われるような中学生ではないだろう。動きが、相当に不信だったのか…。
「そっれがさぁ~無線でやりとりするわけよ~『はい3219、4の~ドーチャラコーチャラ、千徒チョモくん登録でハイ~』みたいな、な?パクってないねんから、もちろん合うやん?全員合うねん、自分の自転車やねんから。それ確認したらやー『はい、じゃぁもう行っていいよ。』やって!!どう思うよ?!疑って止めて時間まで奪っといてごめんの一言もないって、あんまりやんな?」
「…警察は、そうやな。疑おうが『疑われるあなた』、時間奪おうが『協力するのは当たり前』、やからな。警察が謝ってたら仕事にならんからな。疑って治安を守り、問い詰めて治安を守り、憎まれてナンボの商売や。」
事前に動いてるんだからええこっちゃ。なんか起きてから動いてたら「なんか起きてからぢゃないと警察は動かへん」とかゆぅくせに、起きてないうちに動くと、こうなるわけやな。どっちにしろ「警察は~」て言われるんなら警察はもう堂々とえばっといたらええ思うねん、私。『オレ様が日本の治安を守ってる』くらいのえばりでとことん守り抜いて欲しいわ。ほんで実際、守っといて欲しいからねぇ。イザっちゅう時にその守りが発揮されたら、そのうち国民も気付くと思うからサ。ネズミとりなんかより他にやることあるんちゃいますの~?!とか、職務質問なんかよりもっとせなアカンことあるんちゃいますの~?!とか、言っちゃってたけどゴメン・ゴメン・ゴミンナサ~イネ(拝み・拝み)ってなると思うから、今は憎まれ役でいろいろ言われてても頑張ってね、おまわりピン。警察になるって言ってた正義感の強い同級生…いたなぁ…頑張ってるのかなぁ…ごっつぃ憎まれてるといいなぁ…やんやゆわれて憎まれてえばりちらしてそんでイザって時に守ってくれたりなんかしちゃったら…ぅわ~尊敬しちゃう。足、速かったからあのひと、犯人とっつかまえると思う、逃がさない、追いつく。…ポリ公になって正解ちゃうか。能力を遺憾なく発揮できるな。

フルハウスの瓦礫運びのお手伝いにカイAを呼び「んじゃ、そろそろ帰る~」とカイAが去ったあと、チョモは「あ・ココちゃん呼ぼ~♪」とお手伝い人選に抜かりが無い。
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午後のおやつを用意してフルハウスへ行くと、呼び出されたココちゃんが「木を一本、運んだでっ!」と報告。「一本かいっ!」と突っ込んだ。
「これからが力の見せ所やからな、頼むでココちゃん。おやつにしょ~か。今日は?習い事とかは?」
「無い。」
「門限は?」
「無い。」
ヤマハのジャンパー着ているちょいと寝癖のあるココちゃんは今日も、オカンが期待しているようなオシャレには関心も、無い。
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「ココちゃん、こないだ警察に捕まったらしいやん?」
「お~~~そやねん。」
「ひとりだけいつまでもアンパンマンうととったらしいやん?アホやなココちゃん、てゆぅててん。」
「♪そ~んなの~~~は・い~~~~~~~~~やだ~~~~ぁ♪」(オペラ調)
「やっぱアホやな。」

処分木材をおじーちゃんのトラックに、チョモ→私→ココちゃん、の流れ作業で積んでゆく。
「最大積載量750㎏やって。」
「うん、おじーちゃんの車やからな。…残念やなぁ、乗られへんやんココちゃん。オーバーやろ?」
「なにっ?!」

「コレ、つかんで。ココ・ココ。」
「なんやねんココちゃんがココ・ココって。クギ出てるやんかっ。」
「だからソコを持ってよ。」
「なにっ?!」

「ねぇ?これって全部…積めるん?荷台からはみ出たら、ダメやんな?盛り上がるんは、ええかな?チョモ、おじーちゃんに『盛り上がっててええ?』ってきーてきて。ほんでおじーちゃんが『ええよ~』ゆぅたら、いぇいいぇ~~~~い♪て、盛り上がれば?その場で。」
家の中に入って行ったチョモの声が聞こえる。
♪いぇいいぇ~~~~~~い♪ほっほ~~~~~ぅいっ!!
「ええみたいやで…ココちゃん。ソレ、盛り上がって積んでええわ、盛り上がっといて。」
「♪いぇ~~~~~~~いっ!コレも盛り上がっていい??」
「♪いやっっほぉ~~~~~~いっ!!」
「おじーちゃんが、盛り上がってもええってよ~」
「♪いぇ~~~~~~~~いっ!!」
「ハイ、これも盛り上げといて。」
「♪いぇいいぇ~~~~~いっ!!」
「めんどくせぇな…コレいちいち…」
「盛り上がってもいい?」
「♪いっぇえええ~~~~いっ!…だから、めんどくせぇよいちいち!!」

「あれ…?これって… …盛り上がってもいいぃ~~~???」
「♪いぇいいぇいいぇいいぇ~~~~~~~~いっ!!!」
そら…捕まるわ。
されるわ…職務質問。
警察には協力しよーっと。
っっっな!
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by yoyo4697ru980gw | 2009-11-06 00:13 | +YOU WIN!!+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA