どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ

非国民のグレートなオアソビ

10月下旬に引き渡された新居である中古一戸建ての花壇には、おまけで木が5本もついてきた。しかし5本の樹計画よりもイッパチ農園として活用したい私は、月に一度しか回収してもらえない大型可燃ゴミ扱いとなる植木剪定の枝葉を11月のうちに処分するため、新居“フルハウス”へと足を運びライフラインが何もかも止まっている中、手洗い用の水だけをボトルに入れ持ってゆき、ばったばったと木をなぎ倒す作業を連日やっていた。あ・見栄はっちゃったワ、そんな背丈のある木じゃナイのに。膝丈くらいの竹…いや笹…いや竹…いや笹…大きさ的にどっちでもしっくりこないなぁ…膝の丈ほどの竹笹のみを残し、あとの4本の高くても胸までしかない木を、100円で買った折りたたみの小さい鋸と298円で買った使い勝手の悪い鋸鎌でチマチマと小さく切って袋詰めにし、いくつも賃貸文化住宅までせっせと運んだ。

この作業はとても孤独な作業であった。フルハウスは三方を隣家に囲まれた奥ばった所に位置しているため、私道から玄関前までは常に薄暗い。そんな地味な場所でやっていることと言えば半分枯れている木の伐採。…陰に入るね。そこでミズオを呼んだり、ヘイポーを誘ったりして話し相手を求めつつ地道に作業を進めた。

「この木…根が深いみたい…引っこ抜けないから掘ってみようか…」
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と言って掘るも掘るも、グラグラさえしてこないのである。
「ずーっとこんなことばっかやってたからさぁ…いいかげんイヤんなってたけど、ちょっと楽しくなってきたよ…発掘作業してるみたいで。な~んかええもん出てきそうぢゃない?ま…出るっつったって、根だってことくらいわかるけど。」

「教授…ハケを取ってくれ。」
「…ハケって?」
「土器の発掘みたいなんやってるひとってハケでやるんぢゃないの?ほら、筆みたいな。」
「あぁ~筆な。楽しそうやな、筆でやるって。」
「ホンマに筆でやったら、すすまんからやらんけどな。そんな繊細な作業はいらん、コレ。」
「くっくっく。まぅ楽しそうやな。爆弾処理みたい。ソレ、もう爆発してるけど。」
「うわっ!!ホンマやっ!!ココ、爆発起きてるっ!!!」
「気をつけてね~♪」
「手遅れや。」
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爆弾処理のスペシャリストとして私はこの地へ赴いた…今回の爆弾の処理は高度な技術が求められる難易度の高いものだ…些細なミスも許されない…適切な判断の連続である…集中だ…既にこの爆弾は…なんせ爆発しているのだから…
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どのラインだ…一体どのラインを切断すれば…大型可燃ゴミの日は刻一刻と迫っている…水曜日だ…時間が無い…いったいどれなんだ…ちょっとしたドラマで考えるとたいがい爆弾の線は2色で悩むことになっている…そうだ…確か「青い線か…赤い線か…どっちだ…」そうゆう悩みのハズだ…この爆弾は手強いぞ…そもそも色が無い…ばかりかよーけあるでコレ、線ばっかついとるがなコレぇ…複雑極まりないなぁ…
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私の10分の経験から考えて…ココは切るべき線の特定…3本のうちのどれか…まずはこの3本ということに絞ったのは正解だと言えよう…
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「あ~もうコレは…グラグラはしたけど作業に飽きたよ…今日はココまでで帰っちゃおう?」
「グラグラはしてんの?」
「してっけどさぁ…引っこ抜けるようなグラグラじゃないから、チョモがいる時に抜かしたらええねん。もうさっきの2本を抜くのに力を使ったからこれを引っ張るスタミナが無い。」
「もぉ…じゃぁボクがやってみるから、まぅはちょっと休んどき?」
「そうする。」
私、竹笹の剪定。
「剪定ってサ、センスが問われるよね。華道のセンス的な?茶華道はちょっとカジってるからイけっかな??どの部分の枝をどの程度残すかって大事なポイントだな…それにしてもこの竹…鬱蒼としすぎてて何から手をつければ…って感じやなぁ…」
「ウッソウ、て?」
「ヘイポー…言葉を知らなさすぎやな…。アンタ今日の京都見学で清水寺行ったやろ?」
「うん。」
「あ・弁慶の下駄な、見た?触れたやろ??触ってきた?」
「あった。なでてきた。」
「あんな下駄を履いてたって思ったら『弁慶って相当なヤツだな…』って感じひん?」
「本当に履いてたかどうかは…」
「履いてないだろうな、ってソコは私も疑ってるけどやぁ…。『履いていた』ってコトにしたいくらいの相当なヤツなんだよ、弁慶サンは。あぁ、その事ぢゃなくて…。舞台から景色みたやろ?」
「舞台って?」
「今日行ったトコやろーがっ!忘れたんか?!お堂の前に~せり出した板張りのスペースがあったやろ~~~アレが『清水の舞台』っていう所やっ!ソコに立って下を見ることになっとんねんっ!ソコに立たんかったら社会見学にならんやろっ!」
「あ~見た・見た。」
「舞台から、見下ろすとソコにモコモコ~とワサワサ~と木が見えたんちゃうの?」
「あぁ、見えた・見えた。」
「あの状態が『鬱蒼と』や。わかった?この竹のココ、見てごらん。鬱蒼としてるやろ?」
「してる・してる。」
「ワサワサしててどれを切ろうか、てカンジね。」
「清水寺の木は切ったらアカンやろ…」
「見たトコまでで『鬱蒼と』は終わってんねん!『ワサワサしててどれを切ろうか』は『鬱蒼』の中には入ってないわい。清水寺の木の手入れをする気はないよ…この竹笹だけで十分。ふー…ココはいらんかなぁ…」
しっかし『鬱蒼と』しているものは手強い。この一本がのちに活きてくるかもと思うとなかなか切り落とせないモンである。かといって『鬱蒼と』している全体像から出来上がりの剪定イメージは湧きにくい。
「まずは長さか…」
高低のバランスを考えただけでもう脳がとろける。私は門から一番近い所に植えられた竹笹をじっくり見ているうちに、門の外の私道に目がいった。
「飽きてきたなぁ…ヘイポー…ローセキ買ってあんねん…家にあるんだけど…ここ買うって決まった時にさソコの道が私道やって言ってたからさぁ…ローセキ買ったの。あれ持って来てさ…あとはローセキで落書して遊んで帰らへん?」
「…この根っこだいぶ取れそう…けどこの中の根っこがなぁ…だいぶ太いみたい…見える?ほら、ココ。」
「見えない。てゆぅか、見てない。見たくもない。」
「もうっ!こっち来てよっ!!ココ見て?説明するから、ほらココ、説明すんで??」
「説明、きかない。」
「もう…とにかくココを切ってみることにするから…」
「えー…」
「ボクがするから…」
「頑張ってね。」
「うん。」
「ところで、ローセキ持って来て…」
「コレ切るから。」
「頑張るねぇ…」
「うん。」
「…ヘイポー…ローセキ持って来て、私あそこで遊んどいていい?」
「…いいで…。ローセキ取っておいで。」
「いってきま~す♪」

「いや~ドコに置いてたか忘れてて探したから時間かかっちゃったよ~~~♪」
「あったん?」
「あった・あった。ほら、これローセキ。5本もあるで。」
「じゃ、はよもうソッチ行って。」
邪魔者扱いかよ…。
「ココねー、ココ。ヘイポーの足元にアンパンマン描いとくからね。今日、中学校の展示のヤツでアンパンマン人気が高いみたいやったから、ヘイポーの近くでもブーム。ほら、アンパンマンに見えるやろ?」
「お~アンパンマンに見える。」
「アンパンマンの目ってどんなんやったかなぁ…こうか?…あ…目を描いたらアンパンマンぢゃなくなっちゃったな。アンピャンマンでいいや。」
「アンピャンマンて何よ?」
「バッタモン。べつにアソパソマソでもいいけど、言いにくいからアンピャンマンのほうがよくない?」
「どっちも言いにくいがな。」

私道に移動。ドラえもんのバッタモン『ドザえもん』を描いてみたけれど、わけあってヘイポー周辺へと戻る。
「向こうで描かへんの?」
「だってあっこの道って、荒いねん、なんか。一匹描いただけでこんなに減った、ローセキ。」
「5本もあるからいいやん。」
「5本もあるから1本くらい、ってそうゆう考えかたよくないで。世の中エコ・エコゆぅとるぞ非国民めっ。」
「ヒコクミン、て?」
「言葉を知らなさすぎ。帰ったら辞書引いて。いちいち説明すんのめんどっちくなってきた。」
「…まぅ?エタ・ヒニン、て知ってる?」
「非国民とはまた違う問題だ、それ。」
エタ・ヒニンを存在させて憂さ晴らししたいだけぢゃん!という考えを持っていたひとがいたら、そのひとがグレート非国民てコトね。こんなことは間違っている、と信念を持っているグレート非国民は時代が合わねば非難されることは避けられない。グレート非国民なヘイポーなら日本国中が非難しようが、私は誇りに思うぞ。しかし「5本あるローセキの1本くらいなら」ってのは日本国中が許しても、千徒国女帝からの「そんなんゆぅんはっこ・の・く・ち・かぁ~??」縦・縦・横・横・ま~るかいて・チョン、チョン!は避けられない、残念だが。
「向こうはローセキの減りも早いし、描いたものもはっきり見えないし、こっちのほうがいいから戻ってきた。」
「もうちょっとソッチに行って。」
「…はい。…すんません。」
「ここ使っていい?」
「いいよ。」
「ココ、定礎にする。」
「テイソ、て?」
「もー…めんどくせぇなぁオマエ…定礎も知らんのかよぉ…。よくビルとかマンションとかの入り口の壁とかに『定礎』って書いてる四角いヤツが埋まってんぢゃん、石の。大理石か?アレ。中に重要なモンが入ってんねん。『定礎』ってこういう字や、見たことあるやろ?」
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「えー…見たことない…」
「もっと周りを見ろよ…見たものに疑問を持っていろいろ調べろよ…」
「…調べてるで?」
「アンタが調べてんのなんてせいぜいガチャピンやろっ」
「ガチャピンさんなぁ…ガチャピン『さん』じゃないとアカンねんで。インターネットで調べたらな?『さん』をつけなくてはならない、とかあるねん。そうゆう理論があるねんで。」
そのガチャピン「さん」理論、ウチの「定礎」に埋めてやろうか。
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毎日、踏んでやろうか。

「あ~ちょっとぉ…踏んだやろ?アンピャンマン…消えてるぢゃんっ!」
「え…?」
「気をつけてよね~書きやすく消えやすく残りにくいんだから、ローセキ。もぅ…描き直しぢゃん。アンピャンマンってなかなか似てないんだからキャラを統一すんの難しいねんで~。二度と同じアンピャンマンは描けないほど難しいんだからさ~気をつけてくんないと。もみ消したらダメぢゃないか~悪徳政治家の汚職かっ♪」
あ・あ・アンピャンマ~ン・さ~もしい・き・み・は~♪癒・着・政界ゼネコン・N~HK♪
「で~きたっ♪なんかブルってるみたい、アンピャンマン。震え上がってんのか?このヤロぅ♪」
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オアソビだから、オ・ア・ソ・ビ。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-11-01 22:23 | +ハナモゲスト ゲリライブ+ | Comments(0)
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