鳩山サンに夢中

民主党鳩山由紀夫代表に、夢中だ。有権者でもなんでもない12才のヘイポーがかなり夢中。物心ついた時分から新聞紙をピラピラめくるのを趣味としていたヘイポーは、毎日欠かさず新聞を眺める。縁側を用意してあげたら中学を卒業する頃にはすっかり老人になると思う。新聞を広げて縁側で爪とか切るゼ、あいつ。そんで寄って来た野良猫と会話しちゃうんだ、あいつ。餌付けして自分のペットにしちゃう気だ、あいつは。

全く政治のことがわからん私は、鳩山サンが由紀夫という名前だったこともヘイポーからの鳩山プロフィールで知った。民主党だったこともヘイポーから聞いたが、民主党ってナニ?ま、有権者であるからして?選挙権のある大人であるからして?何にも知らないということもないが?まぁ…ほっとんど知らない。私は一生、投票に行かないのではないかと思っている。私の一票をアノひとに捧げるわ!!と思える政治家が、今まで14年間ひとりとして現われていないのだから、そうヤスヤスとは現われてはくれないだろう。政治家に対する取っ掛かりが悪かったね、私のイメージでは「政治家」と聞いてまず出てくる言葉が「汚職」である。あまりよいイメージは無い。

ヘイポーは鳩山サンの髪型や顔が好き。政治家らしくないんだって。私が知っている情報で言えば、鳩山家はどっぷり政治家一家であったはずだ。そんな政治家ファミリーのザッツイズ政治家鳩山由紀夫代表が政治家らしくなく見えるのなら、もう誰も政治家らしくはない。あと鳩山サンが車から言うセリフも好き、と言っている。セリフって…ありゃ声高らかに選挙演説をしているわけでしょ…?思いの丈を訴えている鳩山サンはべつに3ページのセリフを噛まずに言えたからステキって評価でもなかろうに…評価すべきはその内容にあるんでねぇか?
「実はちょっと密かに応援してんねんで、僕。…鳩山サンは好きやけど…僕…政権交代はしてほしくなかってん…」
アンチ鳩山かオマエは。政権交代を訴える鳩山サンが好き、だけど鳩山サンが政権を握るのはイヤ、単に望んでるだけの鳩山サンでいて。ちょっと前の阪神ファンみたいだな、阪神が勝つと不安が増す。あぁー…ホームラン…優勝せんのんちゃうか…。望みの叶わない鳩山サンでいて、望みが叶うっぽい期待をみせるようなマネしないで。
「政権交代が政治をどう変えるかは全くわからんけど…政権交代したからって日本の政治がガラリと変わるんやとしたら、とっくに日本は潰れてんぢゃない?『政権交代したんだったっけ?』くらいの変化なんぢゃない?ヘイポーが政権交代を心配するほど日本の政治に庶民が理解出来るような変化は…ないと思うんだけど…。」
「政権交代はしてほしくなかったけど…でも鳩山サンは望んでたみたいやし…」
…応援してんなら喜んでやれ。投票してないから堂々と喜んでやれんと言うなら、私の分の使いそうもない投票用紙を使ったらどうか。ダメか。あの用紙、なんか特殊で絶対に破れないし、折り曲げても元に戻るんだと。ちょっと欲しいな、それは。使い道はないけどね。
鳩山由紀夫という名前にアノ顔とアノ髪型が合っててすんごくイイんだって。ヘイポーの周りには、顔と髪型が「名前負け」してるひとばかりなのか?その中に、私は入っているのか?

8月26日の朝刊、産経新聞をとっている我が家にはちょっと変わった新聞が入っていた。『幸せな国のつくり方』と書かれたSMAPのCD宣伝をかねたメッセージが、通常紙面2枚を使用して掲載されている文面。
それを読んだヘイポーは朝っぱらから高笑いが止まらなかった。

みんな、いいときはいいんです。でも、うまくいかなくなると誰かのせいにしたくなる。くっくっくっく~っ…かっかっかっか~っ」
「何それ?」
「わからへん。でも、すんごいこと書いてる。みんな、いいときはいいんです。でも、うまくいかなくなると誰かのせいにしたくなる。くっくっく~っ…これ、よくない?すごく、よくない?」
「ホンマにな、ええときはええねん、悪いと決まって誰かや何かのせいにするもんや。誰だって自分が一番かわいいからな。うまくいかなくなった時が人間性が問われる時やな。悪い時にきちんと出来てるひとが人格者や。私、落第やな真っ先に。私、悪い時はとことんダメ。」
「くっくっく~、まぅはダメやな、くっくっく~っ」
私、誰かのせいにはしていないつもりだけど、まるまる自分のせいにもしないな。自分をパーツで批判するよね、切り売りするタイプ。石につまづいた、「私のつま先、悪い。」つま先は悪いけど、ほかはセーフ。大事な約束を忘れた、「悪いな、私の前頭葉。」前頭葉は悪いけど、ほかはセーフ。人の話をきいちゃいない、「悪いな、耳。」耳わるいけどほかはセーフ。目ぇ悪い、指が悪い、口わるい、ガラわるい、あ・つま先、回復。悪かったトコ、そのうち治癒することもあるし。

「なぁ?湿布は??」
台所で夕食の準備をヘイポーと二人でやっている私に、わざわざチョモが訊きに来る。
「知るかっ。アンタ以外にこの家で湿布を使うようなヤツはおらんねんっ。アンタが使ってアンタがほったくった場所をアンタが覚えてないからわからんのやろうがっ、さも私が湿布の在りかを知ってるような訊き方をすな。」
チョモはホンマにのぉ…自分のやってることが中途半端なんを棚に上げくさってフザけたことをヌかしやがって…と私がブツブツ言いながら料理を作っていると、ヘイポーが下準備をこなしながら呟いた。
みんな…いいときはいいんです…でも…うまくいかなくなると誰かのせいにしたくなる…
絶妙だ…タイミングもさることながら、その呟きのボソボソトーン、口調の感情の無さ、必要以上には時間をかけずに挿入された間…ばってん荒川を彷彿とさせるその間…パーフェクト。
「だっはっはっは~ソレ、名文やで名文。う~け~りゅ~っ!!あぁ~あの新聞とっといたらよかったなぁ…ありゃ名文やで。」
「ホンマにとっといたらよかった…名文やで。」
古紙回収に出したよ。
気にくわないことをブチブチ愚痴る人格もヘッタクレもないこの落第者を、こんなにも瞬時に笑わせてくれる名文はそうそうないな。
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by yoyo4697ru980gw | 2009-09-08 23:53 | +ミルニング+ | Comments(0)

どうでもよいことを考えはじめたらキリがおへん どうでもえぇのについつい考えてまう どなたサンもその状態が「ミルニング」どすぇ


by MA