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リッキーのやすり
喫茶店を辞め、まず何をしたかったってそれは「爪を伸ばす」ことである。喫茶店とはオミズ色の強い商売であるが、ちょいと特殊な商売環境である我が喫茶店は、ランチを主とした「食堂」と化していて、いわゆるコーヒー飲みながら色気のあるハナシに花を咲かせて長居したついでに「喫茶店の軽食」ではなく、短時間で回転よろしく「がっつり定食」というメニューで営業。その中で約3年間、だいたい1年を過ぎたあたりから私はパン系のメニューを作っていた。爪を伸ばしてはいけないと言われていたわけではないのだが、ある程度伸びれば自主的に切っていた。時間があると爪に落書きをしては悦に入っていた私であるが、飲食業なので自粛。辞めてからも何度か喫茶店のオーナーからお呼びが掛かり「来れるようなら来てね」ということで、誰かが休みの時に日雇いのバイトが入るといった環境にあるのだが、その時に長々と伸ばした爪にフレンチネイルを施したまま出勤してしまうことがある。
「まぅちゃん…その爪を見て思い出したけど…」
「はっ!!!!あ…すいません…落としてくるのを忘れました…」
「いやいや今日一日だけのことやから、それはええねんよ。だた、せっかくキレイに爪やっとんのに、今日は洗い場やから剥がれてしまうで?」
「いんです・いんです、剥がれるのは。また塗ればええことですから。」
「爪を見て思い出してなぁ…まぅちゃんこんなん好きやったなぁ…自分でするんやろ?」
「もちろん、自分でやりますよっ!!やってもらったら高いですから。やってる時も楽しいんですよ。」
「わかるわぁ…まぅちゃんは楽しんでそうやわ…」
何色と何色を組み合わせたら和風な配色になるのを発見しただとか、こうしておくといいカンジに長持ちしてリペアが可能でっせだとか、そうゆうことをオーナーに熱く語る。「なるほどねぇ…それでこっちのコレは?」「これは実はアクリル絵の具で~…」と会話が続くオーナーに、私は我が家には無い環境を感じた。男にまみれた我が家では、こうゆう感じを共有出来ることはまずないのだ。

基礎代謝が1000㌔カロリー以下である私の体は頑丈とは言い難く、そんな体で伸びる爪も頑丈であるわけはなく、伸ばし過ぎると布団を持ちあげたり重い物を掴んだりした時にグニャリと曲がり痛い思いをするので「曲がる心配のない最長」の長さというのを把握していなければならない。それが4ミリである。5ミリではアブナイ。この1ミリの差が大きな差で、5ミリに達した爪で布団をヨイコラショと持ち上げると根元から反対方向にバッキリと折れ、流血。二日ばかしバンドエイドで深爪を保護せねばならない。MAX4ミリ、それが最長である。深爪から4ミリまで伸ばすのには、1ヶ月以上もかかるんである。しかし4ミリから先の1ミリというのは油断しているとすぐに伸びる。爪切りで切ってしまうほどにない1ミリ。そこで活躍するのが「爪やすり」である。エメリーボードという粗密2種の紙やすりを表裏に張り合わせたものがあるのだが、二枚爪になる率が高いやすれかたをしてしまう。エメリーボードではキメがまだまだ粗いのだ。4ミリを超えてからの爪というのは0.3ミリ伸びると危険度が増すという独自のデータに基づき、0.3ミリ伸びてやすってたんじゃ手遅れだと断言できる。0.2ミリでやすって4ミリを維持しなければならんということは、2日に1回やすっていることになるのだ。ミナミの帝王か、ワシは。難波金融の取り立て屋でもここまで頻繁にはやすらんぞ。爪にやすりをかけながら吐く厭味も、もう出んぞ。町の工場の社長サンの家に土足で上がり込み卓袱台に腰を降ろしてヴェルサーチあたりの白いダブルスーツ(あんのかな?)から金の爪やすりを取り出す、ワシ。ゆ~~~~くっりと爪をやすりながら正座で震える社長サンに言う。
「ゼニにかけては一歩も退きまへんでぇ…借りたものは返す…世間の常識や、なぁ…社長はん?ワシらも慈善事業やないんやからのぉ…」
足元に跪く社長サンに一瞥くれてワシは爪先をフっと吹く。
「ま…、近いうちまた寄してもらいまっさ…ゆっくり眠りなはれや、社長はん。」
ポン・ポン。爪やすりで社長の肩を叩くな、なで肩を。
Vシネ、こんなイメージ、ない?しょうね入れて観たことはないねけど、借りたもんを返せない人を相手に爪やすりながら厭味言ってるシーンが具体的に思い描けたりせんかいな。そんなシーンを実際に観たわけぢゃないんだけどね。

厭味のひとつも吐けないほどの短時間で爪がやすれる優秀な「爪やすり」をご紹介しよう。
リッキーのやすり_d0137326_1233627.jpg

ガラス製の爪やすりである。ゆぅたら、やする部分が「すりガラス」になっていてエメリーボードなんて比ではないほどキメが細かく、素早く爪がやすれちゃう。やすることに夢中になってしまうと4ミリの爪が1ミリに減るほどやすれてしまうのだ。シュシュっと往復させるだけで0.2ミリの爪がなくなる。そしてその断面は極めてなめらか。
やすることにはこんなに優秀なんであるが、欠点がひとつ。使い心地が鳥肌モン。イヤ~なカンジ。黒板に爪立ててガリガリガリって掻くアノ感触がするの。途中でギキィーッてゆぅね、まさにアノ感触よ。
やすりながらなんて、リッキー(もちろん竹内力)…もう何にも言えねぇ。
しかし、このガラス製のやすりで爪にやすりをかけることを「帝王磨き」とは呼んでいる。
by yoyo4697ru980gw | 2009-09-03 12:41 | +mender!+ | Comments(0)
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