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ステキな名前
日雇いのバイトからぐったり疲れて帰ってくると、チクリーノヘイポーがチクった。
「チョモな?ゲーム、1時間以上してんねんで。」
「なぬっ?!オマエーーーー!!私がおらんのをいいことにゲームし放題かっ?!フザけんなよぉっ!!時間守らんのやったらゲーム禁止!!」
「ええやん・ええやん、たまにやねんから。ずっとゲームしてへんかってんから。」
そんなルールは無い。auシステムを勝手に採用するな、一日30分を無期限に繰り越せたりなどしない。ああ言えばこう言う反抗期のチョモに私は、殴る蹴るの暴行を加えた。

チョモが何かを私に訊いてきたとする、自分のいまいちわからない事柄についてである。それに私は自分の意見も踏まえ真摯に対応するが、ヤツは私に「自分の考えを否定された」と感じ取るや否やああやこうやと屁理屈をこねくりまわし御託を並べ、いかに自分が正しいかについて論じる。議題はきまって「正しい」か「正しくない」かを問われる内容ではないことが多い。「そう思うんやったらそれがアンタの考え方」と言う私の意見すら「それもひとつの考え方」と尊重する気はさらさらナイようで、いつまでも「だからそれがどうゆう意味なんよっ」と食い下がる。額面通りの意味なんだよっこれ以上に意味を掘り下げようにも、言語の限りは尽くし切った。これ以上のことがあると思うな、もう何もねぇ。通じないので私は言う。
「も、ええわ。アンタと話しをしたくない、ハイ、オシマイ。」
それを聞いてむーちんが、何故にそんな言い方をするんや、と私を責める。私が間違っていると言いたくば言え、総合的な育児をしているのは母親なのだ、一部分だけを切り取って私が間違っていると言いたくば言うがよい。日中いかにチョモがああだこうだと自分を正当化してるんか知ってるんけ?と私は父親むーちんを責めた。
「チョモはそんなコト言わへんで?」
「言わへんチョモしか見てないからや。父親にそんなクチ叩くかいな。ヘイポーがどんだけチョモを嫌ってるか見たらわかるやろ?そんだけのことをアイツがしとんねん。ゆぅてわかるようなヤツちゃうから、ゆぅのをやめるだけのことや。」
「…じゃぁ、殴れば?」
「あ?殴る?」
「だってゆぅてわからへんねやろ?殴ったらええねん。」
「…それも一理ある。」
つーわけで、殴って蹴ることにした。するとどうだろう、私が殴る蹴るの暴行をはたらく制裁を続けていると、チョモの足元に転がっている扇風機のリモコンをスッと私が取ろうとしただけで、サッと身をすくめるようになったのだ。

母親諸君よ、経験はござらんか。
幼い我が子が、身をすくめる。
「叩かれる」と思って我が身を守る仕草をするのだ。
イタズラをするようになる幼児期、たいていの母親は「やってはいけない」と教えるために幼子の手を「パシーンっ!!」とはたいてわからせる。手をぶっていた母親も、度重なるイタズラの数々にお叱りがエスカレートしてゆき、お尻を背中を、あるいはドタマをバシーンとぶちのめしている時がある。このイタズラ期には、多くのことを失敗もする。いろいろな事に興味を抱くゆえの失敗であるが、イタズラ期と丁度重なるもんだから、母親にはイライラが蓄積されており、その「失敗」を温かい目で見守るということが出来ないことがままあり、ついわかっていながら手を出してしまうのだ。しかしその自分の行為を、冷静になった時、モーレツに後悔する。
幼い我が子が、「オマエの腕力では無理だぞ」というような麦茶がたっぷり入ったピッチャーを持とうとする。
「無理やで、こぼすで。」
と教えたってんのに持ちあげ、グラスに注ぐつもりで案の定、ハデにぶちまける。
「だから、ゆぅたのに~~~っ!!」
と、こぼした麦茶を拭き取る目的で台拭きを持って走り寄ったのだが、我が子はその場に身をすくめるのだ。叩かれまいとして頭をカバーして。
そんな幼い我が子の仕草を見た友人コベは、私にこう語った。
「叩く気なんてコッチには無いのにそうやってされるとさぁ…私、そんなに叩いてるんかなぁ…て思ってサ…胸が痛む。」
「あぁ~~~~懐かしい~~~~痛む・痛む。そうゆう頃が私にもあってんって!叩かれるって思ってんだ…てね、ショックやんな~~~?」
「そうなの…だからもう叩かんとこう、てその時は思うのに…」
「ムリやろぉ?」
「ムリやねぇ…これがトラウマとかになったらどうしよう…て思う…」
「ないね。」
私は言い切った。
「負けるな、コベ!ソコでグっと我慢して『おかぁさん怒ってますよ』アピールをすんねんっ!子供って親の感情をちゃんと読むよ。アイツら結構計算高いねん、愛情を逆手に取ってつけあがる。愛情って黙ってても伝わるけど、許さへんことは許さんと言わな躾に失敗すんで。見逃したらアイツら「許された」って思いよんねん、アタシらだってそうやん?自分の都合のええように解釈するやんか。大人はまださぁ、他人との関わりが広いからそれを注意するひとがいてるやん?幼児なんて他人との関わりゆぅたって所詮「幼稚園のおともらち」くらいのもんよ。100%母親なんやってば。のさばらしたら操られんで、アンタ。そうなったら自分が後々、痛い目に遭うからな、今やでっ!!負けたらアカン!!可哀想やとおもったらアカンで。これも我が子のためや。今のチョモがどんだけのさばっとうか、見してやりたいわ~っ!!チョモもなぁ、私が近づいただけで身をすくめるようなヤツやってん。ハッとしてやめたんが間違いのモトやな、足らんかったんや…失敗した…」
「えぇ~?!あのトモ君が?!そんなにヒドいん??」
「ヒドいなんてもんぢゃないで?貴様ナニサマや?て今、蹴って蹴って蹴りまくっとうで?」
「うそ~ん?想像できんわ~っ!素直で…優しくて…よく手伝いして…アンタよりもよく動くトモ君、アンタにラクさせるトモ君、てイメージしかナイんやけど。」
「見るも無残な落ちぶれた殿様や。…てっ!コベのイメージの中で私ってヒドくね?」
「意外…トモ君は意外。アンタは私の中ではそうゆう人やけど。」
「私って…そうやってんや…。だから今やねんって!!今、情にほだされたらアカンっ!!コベは今やでっ!!」

子供は、親の顔色を常に窺っている。なぜに親の顔色を窺うのか、子供だって親を怒らせたくないからである。私が近づくだけで身をすくめるチョモ、私に蹴られると思って。分析しようではないか、なぜ身をすくめる必要があるのだ?なぜ防御の体勢をとる必要が?私とは背と体重が同等でもチョモは男だ、殴る力・蹴る力、私より遥かに勝っているのになぜ先手を打たない?私が振りかぶった腕の5インチの手首を、私が落とす目的で上げた踵につながった17センチの足首を、へし折らんばかりの握力でがっしと掴み、阻止することくらいのことは出来よう。それなのに何故、私が大きく振りかぶった腕の手首の先のゲンコツはチョモの後頭部を直撃し、私の踵落としは足首の絶妙なスナップで破壊力を増しチョモの脊椎にキまるのだ?
チョモが先制攻撃や阻止をせず防御の姿勢に徹しているからである。
「何バビっとんねん?殴られると思ったか?自覚はあるみたいやな?」
殴られるとバビるような、身に覚えがあるから身をすくめるのである。私の暴行が愛情に基づいた躾の一形態であることを知っているから反撃しないのである。愛情は黙っていても勝手に伝わっている、許さないことは許さないと頑として示すこと、親にはソレが求められているのだ。ゆぅてもきくような年令ではない反抗期の子供たちに、愛に基づいた暴力を。彼らに防御のみでそれを受け入れるという素直さがあるのなら、親は痛む心を追いやって股関節の軋みに耐えながら、我が子の背中目掛けて踵落としを炸裂させるべきなのだ。躾にキビシイ私は最近、異様に骨盤がズレている。一直線だとお褒めにあずかったイカリ肩もこの頃では、いがんだ骨盤の影響を受けて右肩上がりで、フツーに立っているだけでアヒル口でポーズをキめたファッションカタログのモデルばり。通販売上ナンバーワンっ!てトコか。親のツトメもラクぢゃないよね。

殴る蹴るの暴行を受け入れたチョモは、やめもせずにゲームを続ける。
「みてみて~名前を『ひはふ』と『ひふみ』にしてみた。この名前でいいか?って訊かれた。…いいわけナイやろっ!」
ゲームにまでイチャをつけるチョモ。
「なんて名前にしよっかな~『ふはひ』…『ほへは』…う~ん…」
「なんで『は行』で作ろうとすんねん、名前を。」
「この抜けたようなカンジがええやん?」
オマエのアタマがヌけとんねん。
「あのさぁ…「太郎」と「花子」て入れてみて。それやったら、この名前でいいか?て訊かれないかも。」
「いや?どんな名前でもきーてくんで?そうゆうことになってんねから。」
「もしかして、ってコトがあんぢゃん。」
ステキな名前_d0137326_14411543.jpg

たろうとはなこ。ちょっとかわってるけどステキな名前ね。ドコがぢゃっ!ドコがちょっとかわってんねんっ!定番・定番。日本人の名前の見本や。記入例は「太郎」と「花子」に相場は決まっとんねんっ何ゆぅてんねんっ!」
「だから~、どんな名前でも、ちょっとかわってるけどステキな名前ねって言うねん。」
ステキな名前_d0137326_14413030.jpg

「太郎と花子って名前のドコに不満があるわけ?!これに決められへん理由がなんかあるんか?!」
「だからな?どんな名前でも、いいか?って訊かれるんやってば。そうゆうことになっとんねん。」
「決定や、何も迷うことあらへん、決定を押せチョモ。男は太郎で女は花子や、誰に何を言われても太郎と花子に決定する。」
「…『いいえ』。…あ~何にしよっかな~名前…ひへも…はふほ…う~ん…」
本日、二発目の踵落としはゲームの電源を直撃した。
ゲーム電源は私の愛情がたっぷりこもった暴力を素直に受け止め、緑色から赤色へと変色、チョモの顔色は青色へと変わり、開いた口はしばらく塞がらなかった。
ゲームオーバー。
by yoyo4697ru980gw | 2009-08-10 14:57 | +cool down run+ | Comments(0)
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